ムエタイチケット＆ディナーセットツアー

勝利の祈りワイ・クルー	高ポイントの膝蹴り	非合法？ムエタイ賭博	ムエタイにはめずらしいKO

タイの国技、ムエタイは、現在でもタイでもっとも人気のあるスポーツの1つ。バンコクには、ラチャダムヌーン・スタジアムとルンピニスタジアムの2つ常設スタジアムがあり、そのどちらかでほぼ毎日試合が行われています。

最初の試合は子供か弱い選手からはじまり、夜8時から9時が人気のある選手の試合となるようです。モンコンと呼ばれるお守りを頭につけた選手たちは、全ての試合前に師匠への敬意を表すワイ・クルー、勝利の舞を踊ります。笛や太鼓による神秘的な旋律とあいまって、これがなかなか素敵。

試合は5ラウンド制で、各ラウンドは3分間。最初は、両選手ともお互いをさぐりあうというかんじで、激しい戦いはなく、なんだか物足りない気がしますが、。4ラウンド目くらいで、強烈なヒジ打ちやひざ蹴りのラウンドが繰り広げられます。ラウンドの合間にトレーナーが両の素手をこすり合わせて選手の体を強くこすったり、たたいたりしますが、これがまたまた痛そう！！

2階席では、あちこちで観客同士、もしくは選手の身内？の賭けが行われている模様。これが場内が異様に興奮している理由のひとつ。ひざ蹴りやヒジ打ちが決まるたびに、オーイ、オーイとタイ人独特の掛け声が飛び、場内の興奮も最高潮。まるで会場全体がタイの熱気あふれる巨大な波にのって、大きく揺れているようです。ムエタイの選手が勝利を収めれば、多大な収益が家族にもたらされるため、リングサイド横には選手の家族が集合し、一丸となって応援。勝てば成功、多大な入金と、これほどまでにわかりやすい人間の欲望が目に見える場所なんてめったにありません。なんともまぁ、ハングリーでワイルドな世界。